住んだことの無い土地に移住して情報が欲しければ、Barとおばちゃんが集まる所へ行け

「うーん、ワンルームってあれだな、割と結構不便だな」って最近ちょっと思ったんです。
いや、別にただ住居として住むだけなら全く問題は無い、というか掃除も楽だし物を増やさないようにするのでこれって良いよなと思うんだけど、僕のような仕事をしている場合、やっぱり自宅ではない違う場所で仕事をした方が、お客さんとの打ち合わせも楽だし、実際に革とかを見たいなぁという方もいらっしゃるんで、あぁ店舗とは言わないけどアトリエみたいなのが欲しいなと思って、二日ほど前から動いておったんです。
で、昨晩、チャンユミも飲みに行くって言ってたんで、ラスカルに行ってコウさんにそのことを相談したら、じゃあいくつか訊いてみようか?と言って電話を掛けてくれまして、条件とか家賃とかを教えてもらってそうすかーって話をしていたら、「俺の知ってる物件いくつかあるからさ、明日行ってみる?」と言ってもらえて、まじすか行きたいっす行きたいっすとお願いして、本日午前中に迎えに来てもらって色々と物件を見に連れてってもらってきました。
いやはや、やっぱりさ、郷に入っては郷に従え、地元のことは地元の人に訊けってやつで、本当にうわなるほどこんな物件あったんすねっていうところが結構あったり、後はBarをやっている人なのですごい顔が広くて、「あぁここね。知り合いだからじゃあちょっとここ訊いてくるわ」とすたすたと入って色々と訊いてくれまして、うわ、クールっぽい感じだけどこの人めっちゃ親切だわ、となんかちょっと感動するくらいでした。
で、そのうちの一戸が僕の自宅から徒歩一分にあるところがあって、建物も古くないし、広すぎず狭すぎずな感じが凄く良くてですね、ただそのオーナーが来週にならないと美唄に来ないってことを教えてもらったんで、来週からちょっと交渉をさせてもらおうと思っています。
そんで、家まで送ってもらって、コウさんありがとうございましたとお礼を言い、いや、これはこのまま助けてもらいっぱなしも良くないから、自分でももう一度動こうと思ってウロウロと車で美唄市内を回り、その後いつもの陶芸施設に行って土を取りに行こうと向かったわけです。
そしたら、陶芸の施設には二人のおばちゃんのお客さんがいて、一人はセミプロなのかな? 陶芸の作品を山の方のログハウスで展示販売していて、もう一人の方がそのさっきの僕が交渉しようと思っていたオーナーさんの知り合いの方だってことを知り、「あいやー、やっぱあれっすね、困ったときはおばちゃんのネットワークが最強っすね」と言ってウハハと笑った。
あと、そのログハウスで陶芸の作品を売ってるおばちゃんが、「本当はお兄さんみたいな人に貸せたらいいんだけど、娘が今後使うって言ってるのよ」とちょっと申し訳なさそうに言うもんだから、「いやいや大丈夫っすよ。だったら俺、娘さんと結婚すりゃ良いんでしょ?」とまた調子の良いことを言ったら、「こぉーらぁー」って怒られましたわ。
こうしてまた少しずつ知り合いの人が増えて良かった良かった。
本当にあれだな、自分の中の経験則として「住んだことの無い土地に移住して情報が欲しければ、Barとおばちゃんが集まる所へ行け」ってのを自分の中の金言としよう、ふむふむ。

アリノハネ (arinohane)

北海道美唄市にある靴職人の店、アリノハネのホームページです。