粋の構造。自分の保養地を設定しよう

粋の構造

日本人が感覚的に使う「粋」とは何か?ってことを、きちんとした言葉で紐解いていった『粋の構造』っていう本があって、随分前にそれを読んで、あぁ良い本だなぁと思ったんだけど、かなり前に読んだので忘れてしまい、なんとなくネットで調べてみた。
結果、「粋」とはこういうことらしい。
“粋”とは「色気(媚態)」を「心の強さ・張り(意気地)」と「垢抜けした態度(諦め)」でセーブした絶妙なバランス状態のことをいうのである。
より抜粋)

その国でしか伝わらない言葉 

本のタイトルは忘れてしまったけれど、札幌の進藤さんのCAVE STOREにあった絵本のようなもので、「翻訳が出来ない言葉」みたいなものがあって、各国でその国のネイティブの人にしか伝わらない言葉を集めた本で、その内容が凄い面白かったんだけど、この「粋」っていう言葉も、僕ら日本人でも「うまく説明して」って言われると難しいとは思うんですが、上記の「粋の構造」の本の内容とは多少ずれるのかもしれないけれど、僕が感覚的に捉える「粋」とはつまり、「刹那的なるもの」なんじゃないかなと思っているわけです。
つまり、「桜」とか「花火」「線香花火」、「芸人」や「落語家」、「ミュージシャン」や「芸術家」などの何か儚さを伴うものに対して「粋だねぇ」とね、俺ぁ思うわけです。てやんでぃ。
で、その中で僕にとって身近な「粋な人たち」って誰かなと考えたら、結果として「自営業者」もその中に入るよなと思うんですよね。
昨晩、18時頃にストウブのスグルくんから電話があって、「山田さん、夜なんか用事あるんですか?」っていう内容で、「なーんも無いよ」と答えたら、「メシ行きません?」って誘ってもらって、あいよー行く行くと答えて19時過ぎに2人で「たつみ」へ。
ほぼどうしようもない会話ばかりだったけど、後半はお互いの仕事の話になって、同じような悩みだったりを抱えながらもウホホウホホとなり、いやはやほんとに楽しい時間でした。
で、帰り道に歩いていたら、急に「山田さんが美唄に来てくれて嬉しいですよ。こうやって何か作って売っているっていう人、周りにいなかったから」と突然言われ、僕は「ば、ばっきゃろう!何言ってやがんでぃ!べらんめぃ!ちっきしょう!目にゴミが入っちまったよ!」と僕はぐっと涙をこらえ、空を見上げました←一部、嘘があります
今度、スグル君とこの前知り合った漫画家の人をお誘いして地下で飲もうと思います。

自分の保養地を設定しよう

で、今朝起きて、「いやー、保養地が欲しい」と急に思ったんです。
やっぱりその、一年のうち最低1カ月くらいはいつもいる場所から離れて仕事したいよな、というアリノハネ的発想は消えず、自分なりに勝手に「多分、一カ月は難しくても2週間くらいなら居候させてくれるよね?ね?」とか「そこに知り合いとか友達がいるから、安く家借りれるんじゃないの?」ってところを頭の中でざっくりと調べてみました。
結果、本当に【自分が勝手にそう思っている】っていうだけのリストなんだけど、あれ?結構保養させてくれるところありそうってことになり、僕はウフフウフフとなんかそれでテンションを上げました。
そういったことを考えるのはタダだし、なんか好きなんだけど、もうそろそろ僕も人生設計みたいなものを考えてみたいなと思うんですが(考えてないんかい)、結果としてすぐに覆りそうなので、そこはね、まぁまだ良いでしょう。
ってなわけで、今日も仕事しよ。
良いショルダーバッグが出来ました。

アリノハネ (arinohane)

北海道美唄市にある靴職人の店、アリノハネのホームページです。