「ハロー、元気?そっちはどう?こっちは今凄い寒いよ」と海外に住んでる友人からメールが来た。
「いやいや、『凄い寒いよ』ってあんた、そのセリフをよく北海道に住んでる人間に言えるね。こっちは現在、-17℃だよ」と返した。
「あ…、ごめん、じゃあこっち暖かいね」
「うん、そうなるね。こっちに比べたら」
「まだまだしばらくは北海道にいるの?」
「うーん、わかんない。それは今のところは何とも言えないわ。凄く良いところだけど」
「そっか、じゃあ次に住むとしたらどの辺がいいとか考えてる?」
「今は広島がいいなと思ってるよ。尾道か鞆の浦か、もしくは岡山と兵庫の県境辺りとか、あとは山口も良いなと思ってる」
「あーぁ、またちょろちょろしたくなってる笑」
「山田山頭火と呼んでちょうだい」
「なに?」
「酔うてこほろぎと寝ていたよ」
「え?」
「みんなたつしやでかぼちやのはなも」
「えとね、ちょっとめんどくさいかな」
「あ、ごめん」
そしてそのままメールは続いたんだけど、その子から寒さへの共感を求める文章がとかく謎だった。
「やっぱりさ、寒いと鼻血出るよね」
「なにそれ?聴いたことねぇわ笑 『寒い=鼻血出る』ってどこの教科書に載ってんのよ笑」
「だって、こんな寒いとさ、鼻血出るじゃん」
「あのさ、また最初の話に戻るんだけど、それ、北海道在住の人間に言うんだ?」
「だって出るよ、時々」
「もしそうだったら、今頃北海道は血の海だわ。道路も真っ赤になってるって」
「あ、うまい!」
「うまくない!病院行け!」
なんだかその、友人がいるってのは良いなぁと思った。
どうでも良い内容のどうでもいいやりとりってのは、人の精神を落ち着けるんだろねきっと。
どうでも良い内容のどうでもいいやりとりってのは、人の精神を落ち着けるんだろねきっと。
何度か書いたかもしれないけど、北海道にいるとやっぱり外の景色は真っ白で、それはそれで良いものなんだけど、どうしても写真を撮って電子書籍でもまた出したいなとは思うものの、真っ白な中での撮影って僕のセンスじゃ難しすぎて、もう少し変化のある写真を撮りたいなと思うと、ついつい雪の無い地域への憧れってものが出てくるもんなんです。
まだまだ陶芸をやり始めたばかりなので、そこで利益を出せるようになるまでは動けないだろなとは思うけど、過疎化の進んだ地域で100万くらいの一戸建てを買って、自分で直せるところは直しながら、縁側で日向ぼっこしてお茶を飲み、気分転換に写真を撮って文章書いて、革製品作って陶器を作って、畑仕事でもしてベーグルでも焼いて本を読みながら暮らしたいなーってまた妄想を膨らましてます。
ふむ。そんな妄想も抱えながら、今日も目の前の仕事をがんばろがんばろ。
0コメント